鳴子温泉
東北新幹線・古川駅から陸羽東線に乗り換え40分、鳴子温泉がそこにあります。源義経伝説に彩られた鳴子温泉は、9種類の温泉があり、源泉温度は90度を超えます。鳴子駅を出て坂を上がると、硫黄の香りが温泉情緒を醸し出します。鳴子といえば、こけし。首を回すと、キュッキュッとなることでも有名です。
秋の鳴子は、山々が紅葉で燃えるようになり、一見の価値のある風景です。鳴子の温泉街を歩いていると、「温泉やぐら」を見ることができます。ここには源泉があり、定期的に源泉の掃除をする必要があります。「やり」のような道具を源泉の中に落として、源泉の中の温泉の成分が固まった「温泉スケール」を削り落とします。でも、源泉温度が90度を超えているので、まずは水を入れて源泉を鎮めてからでないと作業ができません。うまく鎮めることができないと、高温の温泉が噴き出します。自然の威力を様々と見せつけているのも、
鳴子温泉です。昭和23年に、早稲田大学理工学部土木工学科の学生がボーリングの実習で源泉を掘り当てた、早稲田桟敷湯も有名です。仙台から少し足を延ばして、鳴子観光も楽しい旅です。
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