一関温泉郷

東北新幹線一ノ関駅から厳美渓に向うと、磐井川に沿って一関温泉郷が点在します。泉質はナトリウムー塩化物泉、山に向かうほど酸性の温泉となります。皮膚病などにいい温泉です。一関藩は、伊達騒動で有名ですが、後に領主となった田村家は、伊達政宗公正室・愛姫の実家であり、2代藩主忠宗公が再興しました。伊達政宗公が絶賛した厳美渓は、国の名勝及び天然記念物に指定されています。厳美渓はその景観もさることながら「空飛ぶ団子」でも有名。早めに宿に入って散策に出かけると、もう一つの旅があります。昨年、平泉が世界遺産登録となり、観光の拠点として再度注目されています。一関から磨崖仏で有名な岩谷堂を巡って毛越寺へ。平安時代勅使が訪れたルートとも言われています。観自在王院跡から金鶏山、伽羅の御所跡、義経堂から柳の御所跡、そして中尊寺。平安後期の陸奥政権の栄華を偲びながら、のんびり史跡めぐりも楽しいものです。
http://www.ichinoseki-net.jp/onsenkyo/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です